サマータイム法案、4月にも提出 省エネへ超党派

俺は反対。朝、辛いやん。間違いなく切り替え後一週間は仕事にならんデ。
ちょっと卑小な意見過ぎますか。そうですか、すんませんね。
何かうわごとのように繰り返されるサマータイムなんだけど、いったいどの辺のスジが圧力発生元なのか、良く分かりませんね。人間利益がなきゃ動かないですから、こんだけ反復して動くと言うことは、かなり強力な受益集団があるはずなんですがね。だれか教えてくれませんかね。
このへんを読んで、頭が痛くなりました。
なんか頭の悪い人たち(か、結論ありきの確信犯)が、サマータイムの旗振りをしているようなので、一国民として心配ですから、導入の論拠の分析をしてみます。

< 自由時間の充実による家庭・地域社会とのふれあい >
時刻を1時間早めるサマータイム制度により夕方の明るい時間が増え、家族での野外活動などふれあいの機会が増大する。自由時間の充実によりレジャーや地域ボランティアへの機会が増える。

”夕方の明るい時間が増”えることと、”自由時間の充実”の相関関係は何ですか?俺、頭悪いから分かりません。
これが正しいとすると、今までは、「夕方が暗かったから自由時間が充実してなかった」ということになりますが?ホンマ?
サマータイムは単に”行動時間の前倒し”ですよね?自由時間は変わりませんよね?消費できる時間が不変なら、人間、やることはそう変わらないんじゃないですか?
ここに限らず、「サマータイムは夕方の明るい時間に退勤できるから余暇が充実」という論調は良く見かけますが、ホンマかいなと思います。
自分自身、明るいうちに退社したとして、何が良くなるのか分かりませんもん。むしろ、退社するとき、クソ暑い日中を駅まで歩くのに辟易しそうです。
(そもそも、一時間程度の繰り上げで、明るい時間に帰れるホワイトカラーがどれだけ増えるのかも疑問ですが、論旨からズレますね)
また、”レジャーや地域ボランティアへの機会が増える”とありますが、なんだよそれ。サマータイムとボランティアと、何の関係が?今までボランティアに参加してない人は、夕方が薄暗いから参加しなかったということ?意味分からん。
それに、「減るレジャー」はどうなるんでしょうか。例えば、花火・お祭り・ナイター・飲み屋、などなど。いわゆる、夜の遊びです。「夜の時間」が一時間減るんやから、影響大きいと思うけど。
花火大会は夜21時ぐらいに始まって、夜中に家に帰るわけ?小学生とかどーすんの?
ナイターは19時スタート?「熱戦4時間30分」て延長戦で時々あるけどさ、ナイター終わるの夜中の11時過ぎかよ!終電終わった人は、球場で寝るですか?
飲み屋なんてホントどーすんの??明るい間に退社して、飲む気になる?暗くなるまで、サービス残業して会社で待機してるわけ?
否定的な意見ばっか書きましたが、子育てには良いかもしれませんね。明るいうちに帰宅して、子供と外であそぶとか。学校も明るいうちに終わるから、部活の時間も長く取れるし、子供が夜の暗闇に消える誘惑も減るかもしれんし。
俺は人生の敗残兵で、まあ自分の遺伝子が後世に残るコトはねえから俺には何のメリットも無いけどね。一応客観的に書くとそういうプラスはあるかなと思った。こんなメリット享受できる奴は死ねやと思うが。

< 環境にやさしいライフスタイル >
明るい時間が増える事で照明用エネルギーの節約効果が大きく、政府機関の試算では石油換算にして50万キロリットル(約25万世帯)の省エネになると指摘されている(表2)。また環境のために削減が叫ばれている地球温暖化ガス(二酸化炭素)を年間7ヶ月の導入で44万トン削減する効果がある。

具体的に数値が上がっているのはいいですが、日本が排出する温室ガスは年間12億トン強、44万トンの削減(▲0.04%?)なんて焼け石に水ですね。全国民巻き込んで、たったこんだけかよ、てのが一般的な感想では。
環境だけを考えてやるんだったら、自販機の設置制限でも設けて消費電力を削減する(コンビニもあるし、都市部では誰も困らないと思うんだが)とか、他にもやることはいっぱいあるだろうに。
大体、算出根拠が無茶苦茶胡散臭いです。笑えるぐらい。
サマータイムでの省エネ効果は”自動車のライト点灯時間の短縮”まで見積もってるのに(省エネ項目を必死のパッチでかき集めたことは想像に難くないです)、サマータイムでの増エネ効果は余りにもざっぱな見積もり。ホントに増エネはこんだけか?
例えば、クルマの話だと、そりゃライトはつけなくなりますが、代わりにクーラーガンガンの時間は増えますよ。だってクソ暑い日中時間が延びるんでしょ。
クーラーガンガンにすりゃ、燃費悪くなって増エネですよ。どこにその分の増エネが見積もられているんでしょうかね?
環境の視点だと、サマータイムって、ヒートアイランド現象には効果ないですよね。
オフィス・工場・店舗は、稼働中ずっと冷房を入れてますから、稼働時間そのものはサマータイムでも不変なので、冷房による排熱量は(単純に考えて)変わらないはずですもんね。
クルマの排熱も変わらないですよね。サマータイムになったって、交通量は変わりませんからね。
むしろ、より酷くなるかもしれませんね。今まで、”日中だけど冷房等の排熱が少なかった”早朝から、普通に排熱を始めるわけなんで。
サマータイムの実施が環境に良い影響を与えるとしても、非常に限定的な効果しかないんじゃないでしょうか。しかも、見積もりよりも低い程度の。ホント、もっと他にやることあるでしょ?と言いたい。

< 犯罪・交通事故の防止効果 >
サマータイムを実施しているアメリカにおいては、サマータイムは明るい時間に帰宅ができるので夜間における犯罪の減少や交通事故の防止に役立つという効果が報告されている。以上のように、サマータイム制度の導入は諸外国が実施しているように国民に「ゆとりのライフスタイル」をもたらし、日本を環境先進国に変える制度であるといえます。

もっともらしいけど意味不明ですね。根拠もありませんしね(報告とやらは、ググっても引っかからず)。ほとんど、「期待・希望」のレベルですよね。
”夜間における犯罪の減少”って、別に夜間(=暗い時間)自体が短くなる訳ではないので、何をもって減少するのかよーわかりません。単に、発生時間が一時間ズレるだけでは?
そりゃパンピーは早寝をするようになりますがね、犯罪者がお天道さんの都合に合わせて行動するわきゃないでしょうが。あー、暗い時間に出歩く人間の総量が減少する(みんな早寝するようになる為)から、痴漢とか通り魔とか特定の犯罪が減るってコト?それにしたって、すべての犯罪に効果があるかのような書き方はおかしいわな。
”交通事故の減少”もなァ・・・。一々批判するのもうざっとい程、根拠分からんな・・・。
穿った見方をすれば、サマータイム切り替え直後、寝不足で重大事故が増えるかも分からんゾ。これって揚げ足取り?

他に考えられる問題としては、”時間変更に伴うコンピュータシステムの対応(Y2Kと同規模で発生)”とか。IT業界「だけ」は潤うかもね。その他大勢は、単に「迷惑」だけど。
さらには、サマータイム切り替え直前日が23時間になることから、残り一時間の「期限の利益」をどうするねん、というハナシもあるよな。
借金取りに追われる債務者とかにしてみれば、切実な影響があってもおかしくないと思うけどなあ。物流業者とかも大変やろうね。いつもより一時間短く仕事をせんといかん可能性があるもんなァ。サマータイム切り替え当日は、暴走トラック多発とか?おーコワ。

もう疲れたからこのへんにしときます。俺的には、多方面に多大な影響を与えながらも、得られるモノが省エネへの(ほんのちょっぴりの)効果と子育てへの効果(しかも期待レベル)なだけの施策を、本気で取り入れようとしている政府と、それに過半が賛成しているとかいう日本人の気が知れんです。
正気か?(アムロ談)
いや、やっても良いけど、明らかに優先度低くねぇかい?他に先にやることはないの?
普通こういう感想にならんかなァ。でも過半が賛成だもんなァ。俺の理解できないところで、何か大きな効果でもあるんですかネェ?
さもなきゃ、食い物に何か混ぜられてて、日本人が少しづつ洗脳でもされてるとか。
ホント、この国の行く末は不安ばかり覚えるよな・・・。大丈夫かよ、おまいら?(俺もか?)