出谷温泉 つるつるの湯

CHI氏を誘って、初秋の十津川へ行ってきました。
ここは数年前まで、上湯温泉の露天風呂の有ったところです。東京に流される前に来て、閉鎖されてて血涙を流した記憶が苦い敗退の地なのです。
閉鎖された露天風呂と同じ場所に新しくできた公衆浴場がここ。
◆温泉:
木造の建物は真新しく、良い雰囲気です。浴場には大きな窓が取ってあり、川の流れが一望できます。露天ではないですが、この窓が開放されているおかげで開放感バッチリです。お湯は贅沢に源泉をドバドバかけ流し。湯をうめる為と思われますが、加水はしているようです(源泉は70度以上)。そのおかげで、湯加減は長湯OKの非常にほどよい温度でした。泉質は、美人の湯系で、龍神温泉に似ています。湯ノ花も浮き温泉の匂いも有り、これで不満を述べたらいかんでしょう。ハイレベル。
ただし、こぢんまりした施設ですので、人が多いと全然駄目だと思います。ベストは平日、休日は14時〜15時あたりが狙い目かと。
◆交通:
かの酷道425号と、それに勝るとも劣らない凶悪険道・十津川龍神線を少々走らなくてはならないため、狭路に不慣れな人は辛いと思います。離合不能区間も多くブラインドカーブだらけなので、運転には注意が必要です。
また、駐車場が小さい(4台程度)のと、路駐も1〜2台以上は無理ですので、行楽シーズン等は避けた方が無難かと思います。
ここはおすすめ。アクセスに難がありますが(最後の険道区間だけでなく、五條からの国道168号線も大塔村内はかなり狭い)、その甲斐はありました。ひなびて人気もなく、川の冷気がたっぷり吸えて、源泉かけ流し。関西の温泉の中では相当上位にランクインさせて良いと思いました。