県道735号龍神十津川線

この県道と同じ区間を名うての酷道425号が走っていますが、その南側を走る険道です。(何故この区間に二本も道があるのかは紀州最大の謎とされています。沿線総人口多分500人未満なのに。)
十津川側は谷の中腹をへつる典型的な紀伊山地の山間道です。道幅は1〜1.2車線。小刻みにブラインドカーブを繰り返しながら、徐々に高度を上げていきます。途中、集落というか、家が一軒乃至三軒というようなモノがあり、わしが通りかかった際にも上半身ハダカのオヤジとか、何故か道の一番狭い所でガンとして停車し対向を強要するジジイ(わずか10メートル先に、バスの停められる広場があるのに!)とかIQ低そうな山の民が出没し謎を深めまくりです。まさに陸の孤島、どうやって生活しているのか。こいつら、太平洋戦争が終わった事はもちろん、明治維新が有った事すら知らないのではないでしょうか。
一カ所、土砂災害の復旧工事をしており、そのダンプとハチ合わせして泣きそうでした。100メートルほどバックしてやり過ごしましたが、ここ数年の酷道険道体験の中でワースト1の恐怖体験でしたわ。つーか、軽自動車同士の離合も難しい道路に、巨大ダンプを持ち込むのはいかがなものか。
龍神側は多少道幅も広く、峠からすぐに谷底に下ります。最初の集落からは2車線の道も現れ、ただの田舎道になってしまい残念(何が)。
総括して、酷道425号よりはマシな道です。龍神側が全然キビしくないのが大きいですね。十津川側は酷道425号クラスですが、工事(のダンプ)さえ無ければ、激坂も無く普通の険道(何だそれは)です。敵は延々と続くカーブに対応する腕力と気力かも。