身近な険道

わしのような酷道マニアが特に萌えるのが、不通区間や、変態的なルーティング(直線で行けば僅かの距離を、わざわざ遠回りしたり山に登ったり)の道。特に不通区間なんて、人外魔境の山奥深くに眠る獣道を想像しただけでハァハァ萌えてしまいます。4回は射精できます。実は、山奥で射精するために酷道へ突入していくのが酷道マニアの実態です。
で、そういうヘボい道を求めてあちこち遠くに出掛けていくわけなのですが、我が街神戸は山がちな地形のせいで、身近に県道の不通区間が割とゴロゴロしています。
手近な所だと、県道65号神戸明石姫路線。名前はもの凄く主要な都市を結ぶ路線のようですが、実はまっすぐ国道2号線で行けば良いところを、わざわざ神戸・明石・姫路の一番人の住んで居ないような僻地だけを結んで走る、都会の真空地帯。そういう変態道にふさわしく、神戸市須磨区垂水区内に不通区間が存在します。須磨区多井畑厄神の前の4差路から、垂水区桃山台の住宅地一番奥までの間がそれ。この間はいわゆる雑木林の里山で、詳しく調査していないですが、おそらく獣道すらないものと思われます。つい半月ほど前、長らく未通だった県道488号交点から桃山台住宅地一番奥までの地点が片側二車線の高規格道で開通し、多井畑厄神側もトンネルを掘って直線化したり、未通区間の谷をわたる橋の橋脚を作ったりとやる気を見せており、近い将来、何十年かぶりに全線開通するのかもしれません。
ちなみに、多井畑厄神側は、普通に走ると垂水・塩屋方面に下る市道にダイレクトに繋がっているので、これが県道の不通区間の端点だと気付く人はほとんどいないはず。桃山台側は、小束山方面から走ってくると明らかに不自然な角度で直角に曲げられる&その先も道を造ろうとしている雰囲気があるので、違和感を覚えますが。
余談ですが、桃山台側の一部区間開通のおかげで、移動が結構楽になりました(モロ地元民)